2016/12/29

年末年始の営業について(2016〜2017)

年末年始は12月29日(木)から1月3日(火)までお休みいたします。お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。新年は1月4日(水)より通常営業いたします。

営業日・営業時間等につきましては Google カレンダーでもご確認いただけます。ご利用くださいませ。

2016/12/22

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎が流行っています。 嘔吐下痢に大変有効なのが、漢方薬です。それぞれの症状に合わせて、素早く対処したいですね。 

「十数年ほど前になりますが、年末の忙しい時期に急性胃腸炎になり、すぐに家族に漢方薬を買ってきてもらいました。開いている薬局を探すのが大変でした。」 

かかる前に準備しておくと最適ですが、かかってからでも漢方薬があることを思い出していただけたらと思います。うがい、手洗いなどは大切ですね。 睡眠、食事にも注意しましょう。疲労がたまっていても忙しくて気がつかない、あるいはほっておくと、いろいろな感染症にかかりやすくなります。 

元気に新年を迎える準備をしましょう。

2016/12/01

インフルエンザ

早いもので今年も残り1ヶ月になりました。今シーズンはすでにインフルエンザが流行してきたようです。早めの対策で、インフルエンザや風邪を防ぎたいですね。 

鼻水が出る、くしゃみが多い、肩こりがひどい、喉がおかしい、などいつもと違うなと感じたらこれは風邪の引き始めかもしれません。こんな時に漢方薬を1回服用しておくと治ってしまうことも多いものです。 

漢方薬成分の、麻黄や桂皮には科学的にも抗ウイルス作用が認められており、麻黄湯の単独使用でも抗インフルエンザ薬に匹敵するほどの効果があります。漢方薬を服用すると抗インフルエンザ薬を使用したかたよりも体の回復が早いのは、漢方薬は抗ウイルス効果を持つだけでなく、体の後始末をしながら症状を改善していくからです。また、感染初期からすぐに服用して治してしまうことも可能です。 

当店ではそのような状況に備えて初期からすぐに飲める煎じ薬の抽出液パックを用意しています。煎じる手間もなく携帯にも便利ですぐに飲めます。1日分650円(3パックで3回分)です(服用は発症後2~3日間です)。質の良い生薬を煎じて高温でパック包装していますので成分は優れており、常温で3~6ヶ月、冷所で1年ほど保存可能です。 

下記もどうぞご参考に。 

新型インフルエンザに感染してしまったら 
http://kampo.asablo.jp/blog/2009/09/04/4561705 
もとまち漢方薬局~ブログ~ 
http://kampo.asablo.jp/blog/cat/flu/

2016/11/08

営業日・営業時間変更のお知らせ(2016年11月)

・11月13日(日)から17日(木)までお休みさせていただきます。
・11月18日(金)は午後2時から6時まで開局します。
・11月19日(土)は午前8時半から午後0時半まで開局します。

ご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願い申し上げます。

営業日・営業時間等につきましては Google カレンダー あるいは PC用ホームページ店舗営業時間 でもご確認いただけます。

2016/10/22

更年期障害 〜関節痛、筋肉痛、五十肩に関連して〜

ホルモンバランスの乱れでいろいろな症状として現れます。発汗、ほてり、足の冷えとのぼせ、動悸などが出てくれば、自分はそろそろ更年期かしらと思うのかもしれません。しかし、時には手のこわばり、全身のこわばり、関節や肩の痛み、首の凝りや頭痛、血流の悪化など、別の病気を疑うような症状として出ることもあります。関節痛や肩こり、五十肩や四十肩もその一つではないでしょうか?漢方薬で原因不明の痛みや不快症状から早く解放されたいものですね。 

症例1:もともと腰痛があったが、ここ数ヶ月ひどくなり次第に手のこわばりなども出現。全身が固まりやすくなりあちらこちらが痛むようになった。漢方薬約1ヶ月で次第に改善。 

症例2:10cm以上ある筋腫を手術してから、しばらくは良かったが、次第に手のこわばりが出現。車の運転など同じ姿勢をとっていると全身が固まってしまう。漢方薬の服用で改善。 

症例3:手に力が入らなくなってきて、そのうち全身の筋肉が動かしづらくなった。歩く時も気をつけていないと人にぶつかりそうになる。その他はどこも異常なし。約2ヶ月で次第に改善。 

症例4:はじめは朝起きる時に手がこわばる。起きてしばらくすると改善する。約1年後、首の凝りが悪化しはじめた。運動をするとそのまま筋肉痛が悪化し、手が動かしずらくなる。(運動後のストレッチ体操も大切であっただろう)朝起きようとすると全身がこわばり、階段をさっさと降りられない。五十肩様症状が出現。健康診断で血流測定を行なったところ、年齢より15才ほど悪化していた。腎機能は正常。血糖値、コレステロール値がやや悪化するも特に異常なし。服用後、可動範囲が改善してきた。服用継続中。 

女性だけでなく、さらには年齢に関係なく、急に手足が動かしづらくなったとか肩こりがひどくなったなど気になる症状が出た場合には、どこかに原因があるはずです。ひどくなる前に早めにご相談ください。

2016/10/01

子供の体質改善、視力低下防止、運動能力向上

胃腸が弱い児童や虚弱な児童(すぐに風邪をひく、病気が長引く)は、まずは漢方薬で体質を改善して丈夫にしましょう。栄養の吸収も良くなり、疲れにくい体質になり、病気にかかりにくくなります。 

血色も良く胃腸も丈夫で風邪も引きにくい体質の子供は、特に必要ありませんが、栄養のバランスのとれた食事と良質の睡眠に気をつけると良いでしょう。運動でビタミンやミネラルなどを喪失しやすいので、食事には気をつけましょう。貧血を補うような漢方薬を服用することで、回復も早まり運動能力も改善します。 

実際にはその中間という方が多いのではないでしょうか。そういう方は、過度の運動で貧血、眼精疲労、視力の悪化、慢性疲労など起こしやすいので、貧血、血流を補うような漢方薬を服用することをおすすめします。 

私が中学生の頃は、運動部の練習等で毎日クタクタに疲れ、十分に回復が追いつかない毎日で視力も低下していったのではないかと思っています。もともと虚弱な体質だったため、栄養摂取も運動量の割には不足気味だったのでしょう。その頃からどんどんと視力が低下していきました。今思えば、体質改善をしておけばメガネをかけずに済んだかもしれません。 

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弱視と言われた6才の子供の例 

顔色も青白く、体温も低い(平熱35.8C)。血流も悪い。別の症状の改善で血流改善をする漢方薬を服用開始したところ、半月位で体温は36.2Cに上がり、血色も良くなってきた。医者からは視力は戻らないと言われていたのだが、徐々に視力も回復し、服薬2ヶ月目には0.3であった視力が1.0になった。

2016/09/28

季節の変わり目

暑さと寒さがやってくる季節ですね。風邪をひいている方が多くなってきました。花粉症や鼻炎が気になる方もいらっしゃると思います。夏の疲れも重なる頃ですので、ますます体調管理をしっかりして、風邪、鼻炎、花粉症など漢方薬で早めに改善すると良いと思います。年中鼻炎という方も煎じ薬で改善する事ができます。

2016/08/02

夏季休業のお知らせ(2016年)

8月は以下の日程でお休みさせていただきます。

・8月13日(土)8:30〜12:30開局、午後から休み
・8月14日(日)〜 8月17日(水)休み
・8月20日(土)〜 8月24日(水)休み

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

営業日・営業時間等につきましては Google カレンダー あるいは PC用ホームページ店舗営業時間 でもご確認いただけます。

2016/07/13

外傷性疾患は漢方薬服用で回復が早くなる

交通事故、打撲、骨折、捻挫、ムチ打ちなど外科的な症状に漢方薬は効果がない、と思っている方は多いと思いますが、漢方薬を服用することで、症状の回復が早まり、その後の後遺症が無くなります。 

症例1:玄関から1メートル下の土間に足を滑らせお尻から落ち、同時に靴箱の角に頭をぶつけてしまった。 腰から臀部にかけ青あざができたが、幸いなことに脳外科や整形外科での診察では異常なしだった。漢方薬の服用を思いつき来局。瘀血を改善する薬をせっせと服用するにつれて、みるみる青あざが消えていき、同時に痛みも少なくなっていった。怪我の後から頻尿が起こるようになっており、泌尿器科を受診して服薬を始めていたが、副作用が出て服薬を中止した。青あざが消えてからさらに服薬を継続したところ、頻尿もすっかり良くなった。(この場合、頻尿は打撲が原因だったのでそれが改善すれば元に戻るからと伝えていました。) 

症例2:自転車で転んで顔面と足を怪我した。この方はすぐに止血と抗炎症作用のある漢方薬と牛黄を服用し、その翌日からは瘀血をとる漢方薬を服用した。顔面のアザもできずに早く回復した。この方は、以前にも転んでおでこに大きなコブを作ったが、その時は冷やすくらいで何もしなかったところ、翌日には腫れもひどくなり、内出血がまぶたまで下がって目が半分しか開かなくなったことがあった。このことから今回はすぐに対処したところ即効であったとのことである。 

など、多数の効果があります。また、瘀血の状態をそのままにしておくと後遺症が出る場合もありますので、知っておくと安心です。

2016/07/04

胃腸機能を改善。胃腸を丈夫にして免疫力をあげよう!


すぐに下痢をする、風邪をひきやすい、食べても太れない、元気がでない、疲れやすいなど、胃腸が弱いと損をしていることがたくさんあります。胃腸は食べ物、病原菌などが通過するということもあり、免役細胞の半数以上が胃腸に集中しています。漢方薬で胃腸の機能を改善しておくと、免役力もあがり、疲れにくくなります。また、冷えの改善や肌のトラブルも防ぎ、美肌効果もあります。

症例1:高齢の女性。胃痛、下痢があり食欲低下。体重減少してきた。疲れやすい。→ 約2ヶ月から3ヶ月で改善。その後は具合が悪い時に服用。

症例2:体重が減って心配。下痢が毎日続く。→ 下痢が止まり、体重減少がストップ。

症例3、4:胃がんの手術後に服用。半年服用し、その後約15年経つが再発なし。→ 同様に胃がんの手術をした方で、始めはエキス剤を服用していたが、体重が減少してきたため煎じ薬に変更して継続服用し体調を維持している。

症例5:逆流性食道炎もあり、1日数回軟便する女性。なかなか太れない。食事には大変気をつけていて、煮物やおかゆなどにしている。→ 体重が増加し始め、胃酸の逆流が減り、西洋薬をほとんど飲まなくて良くなった。花粉症も軽くなった。何を食べても心配なくなった。この方は約10ヶ月服用。

症例6:胃腸が弱く風邪をひきやすい。食べ過ぎや冷たいものですぐに下痢をする。疲れやすい。→ 次第に下痢をする頻度が減る。春と秋の花粉症もひどく、この時期は花粉症用の煎じ薬に変えて対応した。下痢をしなくなり、風邪をひかなくなり丈夫になった。花粉症も年々軽くなり、つらい症状で寝こむことはなくなった。市販の薬も飲めるようになった。

症例7:秋になると、胃痛に苦しむことがここ数年続いた。→ 予防したいということで、春から煎じ薬を服用。秋を過ぎても調子は良く、休薬した。

症例8:冠婚葬祭の食事や外食、正月料理などでお腹を壊すことが多い。疲れやすく、小さい頃から風邪をひきやすい。中学高校では運動部に所属し、毎日疲労がたまり肩こりや目の疲れに悩まされた。それに伴い、視力が低下した。→ 体質改善したいということで、煎じ薬を約半年服用した。滅多に下痢をすることがなくなり、同じ仕事をしても以前より疲れがたまらずに元気になる。目の疲れや肩こりの頻度も減った。

症例8のように胃腸が悪いと、ビタミン、ミネラル・鉄分などの栄養素の吸収も悪いため、運動するとさらに疲れやすいということも起こってきます。

2016/06/28

開局時間の変更のお知らせ

7月1日(金)は午後3時半から6時までの営業とさせていただきます。 

ご迷惑をおかけ致しますが、お間違えのないよう、よろしくお願い申し上げます。

2016/06/24

むくみ、体重の増加について

食事量は特に変わっていないのに、体重が急に増えた。むくみがある。手足が腫れている、あるいはこわばっている感じがする。しびれや冷えがある。めまいや立ちくらみがする。おしっこの量が減った、あるいは増えた。喉や口が乾いて、水分をよく取る。だるい、睡眠が良くとれない。動悸がする。

それぞれいろいろな原因があると思いますが、どこか調子が悪いところがあるはずです。

この場合、共通しているのは体内の水分代謝が悪い、あるいはそれに伴っているということです。原因は腎機能の低下かもしれませんし、ストレスや精神的な要因で血流が悪化しているためかもしれません。

いずれにしても、漢方薬で全体を改善しませんか。水分代謝が悪い状態を放置しておくと、熱中症の危険も高まります。

2016/05/27

熱中症

熱中症に充分気をつけてお過ごしください。熱中症は熱が体内にこもり、頭痛・吐き気・意識障害などを起こして大変危険です。調子悪いな、と感じたらすぐに涼しい場所に移動して、水分を補給し体を冷やしましょう。

このような時、昔から上薬として知られている牛黄を服用しますと、末端までの血流を改善してすばやく体内にこもった熱を取りのぞきます。この速効性がある牛黄粉末のカプセル剤は、持ち運びに便利で、常備しているといざという時に助かります。

また、熱中症時には体内の水分のアンバランスを引き起こしているとも言え、脱水症状を防ぐ漢方薬もあります。体内の水分が少ないときには蓄え、多い時には排泄してくれるような作用がありますので、朝1回あるいは運動前後などに飲んでおくと安心です。

ご相談ください。

2016/04/23

連休のお知らせ

4月29日(金)から5月8日(日)までお休みいたします。ご迷惑をおかけします。 何かございましたら、メールあるいは留守電にメッセージをお願いいたします。

うつ病

いろいろなストレスから発症する事が多い病気です。心身に不調をきたすのですが、症状の現れ方は人それぞれです。例えば、表情が暗く元気がない、涙もろい、眠れない、身体がだるい、疲れやすい、仕事の能率が低下しミスが増える、集中できない、趣味や外出を嫌う、好きなこともやりたくない、飲酒量が増える、気分が沈む、物事を悪い方に考える、食欲がない、胃腸の不具合がある、頭痛がする、動悸やめまいがするなど、思い当たる節はありませんか?

本人が気づいていないこともよくあります。身近にいる方も気づかないうちに症状が進行してしまっていることもあります。また、この病気は一瞬の気の迷い?から、自殺へと行動してしまう怖い面も持っています。

今のストレス社会では多くの方がかかりやすい病気の一つです。うつ病は心の病気といわれますが、脳の病気でもあります。脳の伝達がコントロールできてくると回復できるわけです。漢方薬を服用していますと、自分の意思とは無関係に自然にこれらの流れを改善して調節機能をもとに戻していくことができるのでいつの間にか症状が消えていくのです。
 
漢方薬をしっかり継続して飲んでいても、調子の悪い時と良い時がありますが、次第に自分の調節機能が整うようになると悪い時が少なくなっていきます。症状も軽くなっていきます。完治するまでは頑張ることをお勧めします。

2016/04/14

ストレス

4月に入り、環境の変化が多い時期です。ストレスをためないように食事と睡眠はしっかりとるようにしたいですね。心身の調子が良い時にはストレスをすぐに跳ね返すことができますが、個人にとって過度のものであったり長期にわたるものですと、自律神経などの乱れが多くなり不調も多くなります。心身症、うつ状態、自律神経失調症などといわれることもあります。漢方薬はそのような症状の改善に対しても高い効果があります。眠りが浅い、疲労が残るなどありましたら、調子を崩す前に早めにお試しください。

2016/02/27

花粉症

花粉が多く飛散する時期になりました。

鼻水の量や目のかゆみなど症状に応じて違う漢方薬があります。漢方薬は眠くなることもありませんし、体質改善していきますので、花粉の時期だけの服用で年々楽になっていく方が多いです。

花粉とは別にこの時期は寒暖の差も激しく、めまい、立ちくらみ、むくみ、胃腸のトラブルなど体内の調子の悪い方も目立ちます。こういった方は花粉によりさらに花粉症も出やすくなり、花粉症をお持ちの方はさらに症状が悪化します。

それぞれ漢方薬で早めに体調を整えて花粉症対策を行なってはいかがでしょうか?煎じる手間のいらない煎じ薬のパック包装もあります。ご相談ください。

2016/02/22

インフルエンザ、風邪

インフルエンザや風邪が流行っています。インフルエンザといってもいろいろありますし、かかったのは普通の風邪といわれているものかもしれません。もしかかってしまったらどうしたらいいのでしょうか?

インフルエンザか風邪に感染してしまったかも、という発症初期にはまだウイルスの量が少ないため、検査キットでは陰性を示してしまうことも多いようです。

その点、漢方薬は、かかったのがインフルエンザであっても風邪であっても、初期の時点からすぐに服用でき、早めに飲んでおきますと後の症状も軽くすみます。人によっては1回の服用で治ってしまうこともあります。

麻黄湯や葛根湯などの漢方薬成分の、麻黄や桂皮には科学的にも抗ウイルス作用が認められており、麻黄湯の単独使用でも抗インフルエンザ薬に匹敵するほどの効果があります。漢方薬を服用すると体の回復が早いのは、漢方薬は抗ウイルス効果を持つだけでなく、体の後始末をしながら症状を改善していくからです。近くに感染者がいたなど、インフルエンザを疑う十分な状況があればなおさら、感染初期からすぐに服用して治してしまうことも可能です。

当店ではそのような状況に備えて初期からすぐに飲める煎じ薬の抽出液パックを用意しています。煎じる手間もなく携帯にも便利ですぐに飲めます。1日分650円(3パックで3回分)です(服用は発症後2~3日間です)。質の良い生薬を煎じて高温でパック包装していますので成分は優れており、常温で3~6ヶ月、冷所で1年ほど保存可能です。

使用にあたっては注意事項等をお伝えし、心配な時はご連絡いただければ詳しく説明いたします。感染初期にすぐに服用できるように準備されることをお薦めします。インフルエンザには牛黄カプセルと麻黄湯との併用もおすすめです。

2016/01/31

向精神薬

大人への向精神薬の過剰投与については以前から警告されていますが、昨年には子どもへの向精神薬の処方件数が増加しているという調査結果が報告されました。 

人間の身体はとても素晴らしいもので、外部からの出来事に対して自然に神経・ホルモンなどが微妙に働き、素早く調節されています。その中心が脳で、一つの状態だけを向精神薬で抑制しても、ほかにとっては不都合な状態が起こってしまうことがあります(薬の副作用)。 

薬剤で神経伝達を調節してしまうことは本当に良い方法なのか、ということを考えるべきだと思います。調子が悪いうちは服薬し、治ってきたらやめれば良いのだと思って服用を始めたら、具合が良くなることがなく、いつまでたってもやめられなくなり、薬の量や種類が増えてしまう。依存症になり、やめたくてもやめられない。精神的な抑制がきかなくなりトラブルを起こしてしまうと嫌なので、そうなる前に向精神薬を服用してしまうということもあるのかもしれません。 

真の改善を望むのであれば、まず先に次のようなことを行なってみてからでも良いかもしれません。 
1.家庭での生活環境(食事や睡眠)を整えること。 
2.子供であれば、周りの大人(学校の先生)や子供への理解を促す努力。大人であれば、職場や人間関係のストレスを改善するための努力。 
3.カウンセリングにより、自分の意欲的な方向付けを行うこと。 
4.漢方薬など自然なお薬を用いて神経の調節をして、良い流れを作っていくこと。 

漢方薬で改善した方の一部をご紹介します。病院から向精神薬を複数処方され、服薬しながらも調子が悪く、仕事も出来なかったけれど、漢方薬を併用してフルタイムで働くことができるようになった方、過呼吸や自律神経のコントロールができず、西洋薬も副作用が多くて服薬できず毎日辛かったけれど、漢方薬の服用で自分を取り戻した方、幻覚や幻聴などが現れてご家族が心配して来院なさり、漢方の服薬を補助して立ち直った方など、それぞれの努力が実を結び、辛さから解放されました。 

向精神薬は我々の脳に作用して薬効を発揮しますが、依存症などを含め副作用も多いものです。私などは安易にすぐに向精神薬に頼らない方が良いと考えますが、いかがでしょうか? なんとか良い解決の糸口を切り開いていってほしいものです。

ストレスは大敵

寒い毎日ですね。ストレスで身体が硬くなっていませんか?ストレスは大敵ですので、お風呂にゆっくりつかる、ストレッチやマッサージ、運動を積極的におこなうなど心がけて、良い睡眠がとれるようにしたいですね。 

ストレスが原因と思われる血流の悪化で卵巣の腫れがひどくなっていった方の例を、過去のブログから紹介します。 

体全体の調子があまりすぐれず、生理のたびに寝込みがちです。卵巣の腫れがもっとひどくなれば手術が必要と言われ、病院のホルモン治療を始めましたが、同時に漢方薬の服用を開始したところ、よく眠れるようになり、お腹のはりも減り、めまいや頭痛もなくなって、体調も良くなっていきました。それと同時に、卵巣の腫れはかなり小さくなりました。頸椎症なども一緒に改善されました。 

ストレスはこのような疾患の一原因ともなり、症状を悪化させてしまうこともあります。体全体をみて良い状態を維持していくことが大事です。