2019/03/23

薬の依存について

脳に作用する薬(鎮痛薬、咳止め、抗痙攣薬、抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬など)の多くに依存性があります。中でも向精神薬(睡眠薬、抗不安薬など)に分類されるものは依存が強いですので、常用すると止めるのが難しくなり、別の精神疾患を引き起こして元気な生活を送ることが難しくなりがちです。

驚くべきことですが、日本で薬や薬物によって精神患者になる原因となるものの第2位に向精神薬があげられました(2016.全国の精神科医療施設における薬物関連精神疾患の実態調査より)。第一位は覚醒剤ですが、なんと第2位が医薬品で起こっているということが驚くべきことです。しかもこれは増加傾向にあるようです。

私のところに相談に来る方の中には多剤の薬を服用している方も多く、依存に悩む方もいらっしゃいます。体調が悪化している原因が、今服用中の薬であるということなど考えたこともないという方もいらっしゃいます。自分の服用するものが一体どんな害があるのかをあまり気にしていないということでしょうか。

私はなるべく体に優しく、効果も高いもので病を早く遠ざけたいと思っています。未病を防ぐ、自分の不調に早くから気付くことこそ長く健康で過ごせる秘訣と思います。西洋薬に頼る前に是非ご相談ください。

2019/03/06

春の不調に

気温が変動する季節ですね。花粉症や鼻炎が気になる方もいらっしゃると思います。ますます体調管理をしっかりして、風邪、鼻炎、花粉症など漢方薬で早めに改善すると良いと思います。花粉症は症状や体質に合わせて漢方薬が良く効きます。年々症状が楽になっていく方が多いです。

また、年中鼻炎という方も煎じ薬で改善する事ができます。 さらにこの時期は胃腸障害が出たり、腰痛が起きたり、血圧が変動したりと様々な症状が起きて調子が悪い方が多いです。漢方薬はそのような症状にも対応できます。早めにご相談ください。