2010/10/15

症例〜認知症

90歳代男性の例。3ヶ月前からたまに朝の6時と夕方の6時を間違えるようになった。最近になってから、睡眠薬を服用しているせいか、昼間も寝ていることが多くなった。朝の散歩にもあまり行こうとしない。夕方になるとめまいがひどくなり横になるが、イライラすることが多くなった。電話を受けたことを忘れてしまったり、洋服を2〜3枚重ね着したり、袖に足を入れようとしたり、行動に異常が見られるようになった。今までは穏やかな性格であったのが、暴言をはいたり、乱暴したりする事も出てきた。

そこで認知症改善とめまいなどを改善する2種類の漢方薬を1日2回ずつ交互に(計1日4回)服用開始した。すると速効に効果をあらわし、10日ほどの服用で異常な行動はなくなり、夕方の発作も軽くなった。さらに服用を続けると、今まで悩まされていためまいもほとんど無くなった。このように、ご家族がおかしいなと気づいてからすぐに服用を開始しますとより即効性が期待できます。

別の例では、受話器を置くと相手の名前や要件など忘れる、会話の内容や口約束が覚えられない、金銭管理ができない、などの症状を訴えられた50代の方は、最初に症状が出て約1年半後から漢方薬を服用し、20日ほどで記憶力が半分ほどに回復してきました。同様に60代の方にも即効性がありました。年だからと思って諦めてしまえば、やがて介護する方もされる方もいろいろな面で辛いのではないでしょうか。

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