2010/03/29

認知症の治療と予防

まず血液の流れを良くしましょう。これは、血栓防止剤アスピリン(バファリン)などの抗血小板薬の使用と違って、毛細血管などの細い部分の血流を改善するためです。高齢者では血管の動脈硬化も徐々に進行しやすくなっていますし、もともと体質的に瘀血(おけつ)の症状のある方は隅々まで栄養が行き渡らなくなっています。脳神経細胞にまで栄養がしっかり届けば、細胞の状態、さらには神経細胞の連携も良くなり、認知症の改善予防になります。

このような老後の不安がある方には改善と予防のための漢方薬をおすすめします。症状の改善には煎じ薬をおすすめしますが、予防としては個々に応じて手軽に継続できる丸薬や散薬もあります。わたしたちの社会は今後益々高齢化が進みます。家族や近しい方の事を考えていつまでもしっかりしていたいものですね。

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