喘息はアレルギー性疾患の一つで、小人から大人まで多くの方が苦しんでいる疾患です。この喘息に対しての漢方薬は、体質を改善して発作が起こらないようにしていくものですので、根気よく自分が治すという努力が必要になります。1年以内には喘鳴、呼吸困難が楽になる、発作の回数が減る、発作の持続時間が短くなる、風邪をひきにくくなる、などと感じるようになります。継続した方には非常に高い確率で薬効が見られますので、喘息には漢方薬を試されることを是非おすすめします。
症例1:一年に数回発作が起こる。特に冬には風邪を引きやすく、1ヶ月に1回は風邪を引き咳がなかなか止まらず、喘息発作が出る。7ヶ月服用しているうちに喘息が起こらなくなった。
症例2:小学生の頃から特に季節の変わり目に発作が起こりやすい。1年半継続するうちに季節の変わり目にも発作がでなくなった。
症例3:小児。月に数回喘鳴がおこり、年に3回ほど喘鳴が強くなる。3ヶ月服用しているうちに喘鳴は起こらなくなった。
症例4:小さい頃から喘息で入院したこともあり、ひどくなると仕事を休んでいた。肺炎をおこして喘息も悪化していた時に、病院から出されている薬や吸入剤と、漢方薬の煎じ薬を併用し始めた。調子が悪くなると食欲もなくなり、身体全体が冷える。平熱も低く足もむくむ。約1ヶ月後、食欲もあまり変わらないし息苦しさもあるが、咳は減ってきた。2ヶ月後には咳はあまりでなくなり、食欲も出てきた。この煎じ薬はとても美味いといって服用していた。食後身体がすぐに温まるようになった。さらにその後は寝ていても冷えを感じなくなり、足のむくみがとれてきて足が軽くなっていった。今年の冬は例年になく降雪も多く寒さが続いたが、体調を崩すことなく仕事をすることができた。春先の気温の変動で喘息がでたり体調の悪化もあったが、すぐに調子を戻し元気になっている。
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