私の伯父は十年以上前に腎臓癌で亡くなりましたが、その時に私は、生死を分ける状態から漢方薬が生へ導く、という貴重な経験をしました。
既に末期癌と診断され、恩師の村社先生にこんな時に飲む漢方薬があるのだろうかとお訊きしたのは、危篤だからと親戚が呼び集められた時でした。「時間を争うので間に合うかどうか」と言われました。「ならば私が届けます」と4時間以上かけて伯父のもとへ向かいました。
伯父は尿毒症となり既に意識も朦朧としていて、初めは一口飲むのも大変でしたが、夜中にやっとの事で一杯飲むことができました。すると出なかった尿が出始め、翌日には意識が戻り、親戚の方々と話をすることができたのです。まさに生還したのでした。叔父はその後1ヶ月半延命しました。
このような経験からいつの間にか私は漢方薬に引きつけられていくことになりました。まだまだ未知で計り知れない可能性を秘めている草根木皮たちです。
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